お知らせ
ジャナ・カルヤン(ムラコシ)学校、カリ・デビ・ハイヤー(サトウ)学校の開校式に出席しました。 2018/4/16
ジャナ・カルヤン(ムラコシ)学校での開校式
カリ・デビ・ハイヤー(サトウ)学校での開校式
2018年4月8日に、ジャナ・カルヤン(ムラコシ)学校、同月9日にカリ・デビ・ハイヤー(サトウ)学校の開校式に出席しました。
開校式には2校とも、生徒、教師、地域の人々などが多数出席して、日本とネパールの歌や踊りを交えて友好関係を深めました。
ジャナ・カルヤン(ムラコシ)学校は、カブレパランチョーク郡、カリ・デビ・ハイヤー(サトウ)学校は、ラリトプル郡にあります。
ラリトプルと言うとカトマンズンに次ぐ都会のパタンを思い浮かべる人も多いかと思いますが、カリ・デビ・ハイヤー(サトウ)学校は、ラリトプル郡の南の山奥の僻地にあります。雨が降れば四輪駆動の車でも通ることができないほどの険しい山道を通っていきます。
よって、他のNGOなどからの支援がほとんど受けることができない状態となっていました。
日本では、あたりまえにある学校の校舎ですが、ネパールでは、人口の増加や既存校舎の老朽化、地震による破壊などにより教室が不足し学校に通えない子どもが多数いる状況となっています。
両校は、新校舎の完成によって学校が安全になり、雨や風などの天候に左右されずに授業が定期的かつ円滑に行うことができるようになりました。これまで教室不足のため学校に通えなかった子どもたちも学校に通えるようになりました。
両校とも、ネパール地震後にネパール政府が制定した学校建設における耐震基準に適合した耐震構造により建設しました。子どもたちの安全が高まったことと共に、震災時においても、完成した校舎が、地域の人々の避難所として利用され、人々の安全にも寄与するものと思います。
これらの活動を通して両校の地域の人々に教育の重要性を認識してもらい、その結果として両校の地域における貧困の連鎖の解消を図るとともに、子どもたちが教育を受けたことにより、安価な労働力としての他国への出稼ぎ労働者となることを防ぐための下地作りができたものと思います。
チョウタリィのネパールでの公立学校新校舎建設プロジェクトについて
ダブチャ・カシハンダ村3区におけるジャナ・カルヤン学校の新校舎建設プロジェクト
マリタ村8区におけるカリ・デビ・ハイヤー学校の新校舎建設プロジェクト
子どもたちが「生まれてきてよかった」と思える社会を築きたい
Chautary Japan