お知らせ
ガネーシャ・セカンダリ学校(ネパール)の新校舎建設プロジェクトを開始しました
2023/3/13
ガネーシャ・セカンダリ学校の旧校舎(損傷) 生徒たち
チョウタリィでは、ネパールの公立学校新校舎建設プロジェクトの30校目としてカブレパランチョーク郡パンチカール市5区のガネーシャ・セカンダリ学校(幼稚園、小学校、中学校、高校)の新校舎建設プロジェクトを開始しました。
同区の人口は、2,654人で、学校に通う年代の子どもの数は、751人です。
そして、同校の現在の生徒数は、247人です。
同校の既存の校舎は、約23年前に地元で入手可能な材料と地元の人々の手によって作られました。
しかし、建築の素人が作った校舎であるため、建設に関する法規等を考慮せず、また設計上においても安全対策も施されておらず、危険な状態となっています。また、老朽化のため雨漏りが起こり授業は円滑に行なうことができず、雨の日は、授業がとても困難で不快な状況となっています。
2015年に起こった大地震も学校に深刻な影響を与えました。
ほとんど全ての教室が損傷し、学校は新しい建物を再建するための余分な資金がなく、損傷した教室を修理して行なっています。このことは、エンジニアリングの観点からは、非常に危険な状態であり、子どもたちをその様な危険な教室に留めるのは問題ではあるが、毎日の授業を行なうためには、損傷した教室を使わなければならないのが現状となっています。生徒の保護者たちは、子どもたちの安全を心配している状況となっています。
チョウタリィの会では、これらの問題を解消するために、同校の新校舎建設プロジェクトを開始致しました。
同プロジェクトでは、4つの教室のある校舎を耐震構造で建設します。
また、机、椅子、ホワイトボードを提供します。
子どもたちが安全に学ぶ環境を作り、そこで育った子どもたちが、他国の人々との友好を結ぶことが出来る人材として育ってもらいたいと思います。
困難な状況にある人に対して、お互いに助け合うことが出来る社会となれば、戦争などの武力による紛争が起こらない世界となるのではないかと思います。
この活動が世界の平和に繋がっていくことを願います。
子どもたちが「生まれてきてよかった」と思える社会を築きたい
Chautary Japan