地域子育て支援
↑屋外での元気子どもカフェの様子
チョウタリィの会では、地域において文房具を必要とする、子どもや子どもたちを支援している団体に文房具を無償で提供する「文具バンク」、主に一人親世帯の子どもたちにお弁当やお菓子を届けて子ども等の見守り支援を行なう「元気ごはん宅食」、子どもたちの居場所の支援として絵本の読み聞かせ、工作、音楽、お菓子の提供などを行なう「元気子どもカフェ」の3つのプロジェクトを地域の子育て支援として行なっています。
●「文具バンク」プロジェクト
チョウタリィでは、地域の子育て支援として「文具バンク」プロジェクトを2021年8月より開始しました。
文具を必要としている子どもや団体等にノート、鉛筆、消しゴム、シャープペンシルなどをセットにして、また必要に応じてコンパス、色鉛筆、クレヨン、定規などを手渡しで配っています。
コロナ禍以降、物価の値上がりし多くの人々の実質的な収入は減少し経済的に苦しい状況になっています。
教育の無償化が叫ばれていますが、授業料が無償となったとしても、給食費や文房具などの必要な費用には公的な支援がなく約半数が相対的貧困となっている一人親世帯などにおいては、大きな負担となっています。
「文具バンク」は、まだまだ小さな活動ですが、子どもたちが楽しく安全に学校に通うことができることを願って活動を拡げていきたいと思います。
●「元気ごはん宅食」プロジェクト
チョウタリィでは、2021年11月より「元気ごはん宅食」プロジェクト（子どもや妊婦への宅食事業）を開始しました。
主に一人親世帯のお宅に月に2回、お弁当やお菓子、果物、お米などの食品を無償で届けることにより、子育てと見守りの支援を行なっています。
コロナ禍は、子育て世帯の生活に大きな影響を与えました。仕事が減少し収入が減る、精神的にも不安定になってしまう、そのことから経済的に困窮に陥ったり、病気を患ってしまうケースも多くありました。また、コロナ禍以降、食料品などの生活物資が相次いで値上がりし、そのためさらに経済的な負担が増大しています。
コロナ禍以前においても一人親世帯の約半数が相対的貧困の状態です。親が病気になったり、育児不安になったりした場合、自分から役所に相談に行くことは、難しい状況となってしまいます。そのことが原因となり、育児を行なうことが出来ず、子どもの生命に関わる問題となってしまいます。
その様な状況を未然に防ぐため、見守り支援は重要な役割を果たすものと思います。
「元気ごはん宅食プロジェクト」は、援助を必要とする人に対して支援者側から手を差し伸べて行動するアウトリーチによる支援活動です。
この活動を通じて困難を抱えている親や子どもたちが誰にも相談することもなく、一人で悩み苦しんでいる状況を解消し、必要であれば更なる支援につなげて、誰一人としてけっして孤立孤独にさせない社会を構築していきたいと思います。
●「元気子どもカフェ」プロジェクト
チョウタリィでは、2023年8月より子どもたちの居場所支援として「元気子どもカフェ」プロジェクトを開始しました。
「元気子どもカフェ」は、月に2回、絵本専門士や元幼稚園教諭による絵本の読み聞かせ、音楽、工作、庭での焼き芋やお菓子の提供などを行ない、子どもたちの孤独や孤立を抑止して子どもたちが安心して楽しい時間を過ごすことができる居場所を確保する支援を行なっています。
この活動は、子どもたちへ絵本の読み聞かせや音楽、工作、自然とのふれあいなど、情操教育を通して他人を思いやる心、生命を尊重する心、自然や美しいものに感動する心を養い、子どもたちが心豊かに健やかに成長することを目的としています。
ＨＯＭＥ | 海外での活動 | ネパール | タイ | インドネシア | 国内での活動 | チョウタリィの会 | お問い合わせ
Copyright © 2008−2013 Chautary Japan All rights reserved
